今年もいよいよピティナコンペ開始
- 2012.07.05 Thursday
- 09:18
今年もいよいよピティナコンペ開始
今年もピティナコンペの夏がやってきました。
予選に生徒をまず2名送りましたところ
2名とも高得点で予選通過。
A1級 TAちゃん予選通過 平均点:8.42
(A1級通過ライン8.18)
B級 KKちゃん予選通過 平均点:8.42
(B級通過ライン8.20)
予選は9.0点満点。
5人の審査員先生が採点
その平均点で点数が算出され
点数の相対評価で予選通過が決まります。
全日本ピアノ指導者協会(PTNAピティナ)
が毎年開催する
ピアノ・コンペティション。
毎年何万人もの参加者がエントリー
厳しい予選を勝ち抜いて
さらに本選を勝ち抜くと
全国大会が待っている…
全国大会に進める確率は
宝くじ一等賞並み…とまで言われる
レベル高の厳しいコンクールです。
北から南まで全国津々浦々
80か所くらいで予選がおこなわれます。
ひとり、2回まで予選エントリーが可能です。
眞對教室では
毎年3月〜8月に
「40人のコンクールチーム」
を結成して
毎週日曜の午前中3時間
チームでコンクール対策特別レッスン
をおこなって頑張っています。
もちろんこのほかに
通常の個人レッスンもやった上でのチームレッスンです。
このコンペチームレッスンを
眞對は「耳の留学」とうたっています。
初心者の耳を審査員並みに
持っていくことで予選通過できるほどの
芸術的演奏を身につけましょう…というコンセプトです。
先輩・後輩、一同に会し
幾たびもレッスンを重ねていくうちに
初心者は経験者の「音」を聞き分けられるようになり
また、チームワークも生まれます。
仕上げは
本番演奏。と…
打ち上げよみうりランド遠足。と…
打ち上げコンサート。
(今年は9/2ウィーンホールです)
今年もチーム結成から3カ月ほど経過したころ…
初参加の生徒さん、全員一様に
かもし出す「音」が「芸術の域に」変化。
当初の「シロウト音」ではなく
「クロウト音」に変化するのです。
「シロウト音」とは
ただ、打鍵して出てくるピアノ音のこと。
コンクールでは、そのようなシロウト音は
一切、評価されません。
眞對教室では
眞對オリジナル大作戦をほどこし続けます。
すると、生徒の弾き方、音色、音楽…
それはそれは逸品に変化してゆきます。
すべて眞對の我流指導法。
眞對用語が飛び交い
眞對式が炸裂します。
先陣を切って
今年は「北千住1」予選に
A1級さんと
B級さん
各1人ずつ送りました。
眞對教室でエントリー実績があるのは
A2級〜D級。
もちろん全級で予選優秀賞(=予選通過)実績があります。
A2級(未就学児)
A1級(小2以下)
B級 (小4以下)
C級 (小6以下)
D級 (中2以下)
今回の北千住1予選では…
予選は9.0点満点で評価されますが
8.8や8.7という点数もいただき
とても嬉しい…
たいへんな高得点をいただき
予選通過となりました。
常に謙虚な気持ちを忘れてはいけません…
でも。
わ〜〜
10年前の自分自身が見たらキゼツしそうな点数!
思い起こせば
ピティナ・コンペに挑戦始めてから10年…。
初めての挑戦の時は1人も予選通過させられなかったことを
思い出さずにはいられません。
私も指導がきちんとできるようになったんだな…としみじみ。
今回で10回めのコンペ参加。
これから多くの生徒のコンペ挑戦が始まる
その闘いの火蓋が切られたばかり。
その先陣の予想を上回る点数に
私の指導も評価していただけるようになったこと…
ホッと胸をなでおろすとともに
気を引きしめなくては…。
と重責に武者震い。
チームのどの1人でも
予選落選…という悲しい思いをさせたくないです。
1人でも悲しい思いをする生徒がいたら
私の心は悲しい思いに支配されてしまい
胃がキリキリ…。
10年前の初挑戦から4年間は
私の指導が至らないばかりに
ものすごく優秀な生徒さんを
予選通過に導けない例がありました。
2003年 予選優秀賞0名 優良賞1名
2004年11月よりザラフィアンツ先生に師事
2004年 予選優秀賞1名 奨励賞0名
2005年 予選優秀賞3名 奨励賞0名
2006年 予選優秀賞4名 奨励賞3名
2007年 予選優秀賞11名 奨励賞6名
2007年11月13日 眞對、右手大怪我;
2008年 予選優秀賞9名 奨励賞5名
2009年 予選優秀賞13名 奨励賞10名
2010年 予選優秀賞17名 奨励賞8名
2011年 予選優秀賞21名 奨励賞11名
2005年からは
予選だけでなく
本選でも優秀賞・奨励賞を獲得できるようになり
2010年にはついに本選第1位までたどりつき
ついについに全国大会出場…ベスト賞も受賞!
ザラフィアンツ先生に出会えたことで
私のピアノ観も変わりました。
「どう弾いたらよいのか」
「私は、どう聴きたいのか?」
が明確に心の中に生まれるようになりました。
ただ2006年までは眞對が未熟すぎて
曲や演奏法に対する確固たる信念はまだ薄く…。
しかし5年前…
やっと、目指すものが確立した矢先…
右手の大怪我のせいで
ピアノ生命の危機
自分の信念を持ち、指導するようになりましたが
信じられない右手の怪我。
もう二度とピアノが弾けないかも?な大怪我。
5年経ち
全面回復には至っておらず
右手は障害をかかえたままですが
誰にも怪我のことが悟られないくらいには回復…
しかし、自分の手なのに他人の手のようなこの感覚…
…の話はまた別の機会に。
さて、2012年は…どうなることでしょう?
今年も眞對の
勝手な曲解釈
勝手な曲想
勝手な用語
勝手な指導法…
大炸裂。
ホントはいつも不安があります。
私…間違ったことを言ってるのでは?
と、いつも気が気でなく不安がよぎるのが
本当のところです。
予選通過者を1人出すまでは
まだまだ眞對が試行錯誤だらけで…
(予選通過に導けなかったら
眞對の至らなさが原因です。)
先陣予選通過の2人は
ある意味、私の我流仮説を検証するために
実験台になってくださった感じです。
方向性が間違っていないことが検証でき
今年の「課題曲」に対する信念も固まりました。
(^-^;)
ピティナ予選、進む道はまだまだトラップだらけ。
特に初めて挑戦されるかたは
たとえて言うなら「その道に足をしっかり降ろして歩くのがまだまだ難しい段階」です。
これはピティナ経験者のかたにはわかるはず…
どんなに優秀でも上には上がいて
初めての挑戦で「予選通過」というゴールテープを切れるかたはごくわずか。
とにもかくにも眞對はこの先、どのおひとりにも心をくだき
大切に大切に導きます。
全員にゴールテープを切らせてあげたくて
だんだん熱血漢になり過ぎ
熱い夏がさらに熱くなるこの時期…
「熱血!眞對教室」。
ただ…コンペチームでない生徒さんの方が
眞對教室には多いわけですから
コンペチーム以外のすべての生徒さんのレッスンを
特に丹念に心をこめて細やかに。
この熱血時期、特に留意しています。
それでも
予選本番が集中密集する期間は
コンペチーム以外のかたに失礼のないよう
通常のレッスンはお休みし、
10日間ほど
コンペチーム合宿(宿泊はしませんが)状態になります。
そんなわけで
私の無休レッスンは5月の連休明け〜8月半ばまで続きます…
7月〜8月は
眞對は可能な限り時間を捻出。
時間にアキがあれば生徒さんに捧げ
朝から夜遅くまでレッスン漬けとなります…。
体力勝負!
食事もとれたりとれなかったり。
1日1食は、ザラです。
日頃から食事を摂るのは超不規則なせいか
昔から
長時間食べなくても生きていられるので
こんな時こそ便利。助かっています。
高校生時代…
最大今より25キロ体重が少なくて…30キロを切る体重で
頑張っていたこともありました。
ですが
ピアノ教室を始めてから
病気することもなく医者要らずで今まで来ました。
怪我はしょっちゅうしますが…;;
深夜、リビングで
小さめのソファで
ドラマの録画を観ながら
布団もかけずに寝てしまう日々。
食事と睡眠がめちゃくちゃ…
「足をまっすぐに伸ばして寝ないとカラダに悪い」
「今はそんなにめちゃくちゃな生活でも
病気しないかもしれないけど
年とってから…「クル」よ!」
と、いろいろなかたからアドバイスをいただきつつも
どうもソファに
「棲む」習慣が…。
食事もおろそかになりがちなこの期間。
昨日、大好きな贈り物が届きました…
創業大正七年
和歌山県の「井グチ」という老舗の
「梅いちばん」。
紀州南高梅
年に2回、大好きな知人から贈られてくるこの贈り物。
さっそく、炊きたてごはんにのせて…
(#^^#) 最高!!
上は「黄金漬」
「真昆布梅」も美味しいです…
今、梅ごはんをいただきながらブログを書いています。
…というわけで今日はめずらしく朝食を摂れました。
日本人の出発点(?)
「梅干しごはん」
力仕事や山登りの持久力補給には
もっとも効率よいそうですね。
とにかく美味い!
この夏も、梅とビールとネギ。で、乗り切ります!!
2012年7月5日(木)
眞對れいこ
- コンクール
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