冬至〜大島の夕陽は伊豆半島先端に沈む
- 2016.12.21 Wednesday
- 11:34
2016年12月21日(水)
冬至 〜
大島の夕陽は
伊豆半島の先端に沈む
〜伊豆大島 火山博物館のこと〜
2016.11.3 伊豆大島 眞對れいこ撮影
マシオ maShio の窓辺より
今日は冬至。
大島では
伊豆半島の先端…に
夕陽が沈む日です
上記の写真は
11月3日に
大島から
伊豆半島を観た写真です
夕陽の右手に
うっすらとなだらかな山がみえますが
それが伊豆半島。
大島は調布空港から25分
伊豆半島の先端よりも
やや北に位置します
伊豆大島の観光パンフレットより
今秋 11月
ふたたび大島へ行ったときに撮った写真なので
夕陽は冬至の今日よりわずかに右(北)にずれていますが
ほぼ先端付近に没しています
大島ブログ
「大島その2」を
作成中なのですが
体調アップダウンで
なかなか完成に至らず…^^;
まだ公開できずにいます
でも…冬至の今日
どうしてもその一部分を、と。
そのわけは…
あるかたから
素敵なお葉書をいただいたからなのです
あるかたとは…
伊豆大島火山博物館の説明員の山田さん。
くださったお葉書には
たまたま私が撮った写真と同じアングルの…山田さん直筆の絵。
後述いたしますが…
山田三正さんには
長時間
説明をいただき
たいへんに感謝しております
細かな質問にも
丁寧な説明をくださり
生涯 忘れ得ぬ思い出となりました
さて
今秋11月の大島旅行の大きな目的は2つでした
1.マシオのお料理と空間を堪能
2.火山博物館をじっくりと見学
昨年の今頃…
癌治療を始めた直後
体調が悪く
もう二度と旅行は無理。と思っていました
それで一年前の12月には
旅行はあきらめ、代わりに
旅行気分で入院生活2週間
…よもや本当の旅行ができるまでに持ち直すとは夢にも思わずにおりました
最後の旅行と覚悟して 今夏
大島にいったときは火山博物館はささっとだけ見学…。
もっとじっくり見たかったのですが、生徒さんご家族と一緒でしたので自分勝手な行動は慎み
ささ〜っと一巡。
けれど…家に戻ってからも
日を追うごとに
火山博物館にもう一度行きたい…という思いは つのる一方
詳しく説明をしてくださってた説明員さんが詰めていらしたけれど
そのお話をじっくり聞いてみたい
展示パネルのデータの意味を全部理解したい
それで…
今秋11月に二度目の大島に行ってきました
なかなか予約がとれないマシオの宿がたまたまとれたからでもあります
ホテル&リゾート
マシオ maShio
自然の山の中にたたずむ
3組限定のお洒落な静かで洗練された宿
自然と調和
前面ガラス張りの
素敵なダイニングで
海と空と小鳥のかくれんぼを観ながらのお食事
夜は繊細なフレンチ
朝は彩り豊かな野菜と魚の和食
食べるためと
火山博物館に行くために
レッスンを休んで大島へ
11月3日〜5日
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さて伊豆大島は
東京都大島町。
御神火山である
三原山が中心に位置する
面積91平方kmほどの島。
海岸線長52km
一周できる道路は全長42km
伊豆大島火山博物館は
大島の元町港のほど近くにあります
きっと休日は混むだろうから
すいていそうな平日狙いで
11/4金曜に行きました
10時過ぎに入館し15時ちょっと前まで
なんと4時間超ずっと火山博物館にいました
大島一周道路のわきの
この石が目印
車でのぼってゆきます
※この写真は2016.8/18のものです
夏に行ったとき、どんなところだろう?と前日に下見をしたときの写真です
※これは2016.8/19に行ったときのものです
火山博物館から元町港を望むと…絶景です
とってもながめがよく
この絶景を眺めるだけでも
素敵です
11月4日は平日で
予想以上に誰もお客様がいなくて
説明員さんの説明をひとり占め。
夏に訪れた際にみた
噴火に関するパネル展示
わからなかったところや用語など
質問の嵐を説明員さんに次から次へと繰り出す私 ^^;
ごめんなさい
快く貴重で濃い丁寧な説明をくださる山田氏は、もと理科の先生でいらっしゃいます
定時の映画上映中のみ
説明員の山田氏を解放 ^^;
その上映中もとうとう他のお客様がなく客席をひとり占め ^^;
火山博物館内の映画館
※これはチケットの半券の写真です
4時間近く
説明員の山田氏の説明を占有
途中、何組かお客様が来られた時は、説明員さんから少し離れるよう遠慮を心がけたものの
他のお客様はささ〜っと素通りしていかれたので
また説明を独占
本当に贅沢な4時間超でした
館内は撮影禁止なので
以下はパンフレットの写真です
↓
中の展示を撮影できないので
頭の中に入れられるだけ入れましたが
濃い4時間にたくさんのことを知りました
30年前…1986年の全島避難となった
大噴火…割れ目噴火のこと。
その時の逸話の数々
大島の成り立ち
100万年前の大噴火
最初の噴火口は
三原山ではなく北側や南西側
ちょぼっと海面に突き出ている
筆島などは
100万年前の噴火口の名残であること
伊豆大島は
富士山と兄弟的な連なりの延長にあること
飛行機からの富士山写真
(上空安定飛行中はスマホでなくカメラ専用機での撮影なら可)
帰りの飛行機で
伊豆大島は
富士山と兄弟的な連なりの延長にあること。
…を実感しました
・・・
バウムクーヘンのような地層の
一番下が250万年前のもの
噴火の歴史が
年輪のように地層となること
大島に砂漠がある理由
南端の波浮港。
唄にもうたわれる波浮の港はもともと湾ではなく、噴火によってできた閉じた火口湖であったこと
江戸時代の大津波で海と一部つながった後、ある人物が樽を岩に結び付けて干満の潮位力を利用して岩を切り崩し、たいへんな努力の結果…今のような港の形になったこと
溶岩・火山弾・スコリア
火山灰や火山岩のこと
海の底の山…天皇海山群のこと
三原山の
内輪山・外輪山のこと
溶岩流を誘導するための人工道のこと
地学・天文・歴史…
ほんの素人の域を出ないのですが
理科好きの私には最高のとき。
…4時間たっぷり
ものすごく濃く楽しい時間でした
山田三正さん
本当にありがとうございました
覚えていてくださって
お葉書いただけたこと、たいへんな感動でした
一生の思い出となりました
なんとなくリゾート感覚で訪れた
1回目は夏
大島の歴史に少し踏み込めた
2回目は秋。
3回目は…?
またいつか…大島に行けたら
お会いすることができるでしょうか
あの日 火山博物館を出たら
こんな不思議な空だったのですよ
↑
※ここと同じアングルの写真です
大島。
こんなに近いのに
何も知らなかった島
山田三正さんのお葉書より
↓
伊豆半島の先にある夕日は
冬至のときです
金色の道が海にできます
丸い地球の
向こう側まで
続いていくのかと…
偶然
火山博物館にいく前日に私が撮った写真に金色の道が。
↓
今日は冬至。
海の道が…伊豆半島の先端につながる日…
眞對れいこ
ありかとうございました
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